10周年を記念して作成した記念誌の一部です。どうぞご覧下さいね。
①『cafe 10年の歩み』
②『cafeの部屋の中』
③『cafeアルバム』
④『スタッフひとこと』
2021年12月5日(日)に、
つながるcafé10周年記念「感謝の集い」をおこないました。
第1部 「今改めて つながるcaféのこと」
うつやひきこもり、生きづらさを抱える方を対象とした地域活動支援センターは
横浜では café だけであり全国的に見ても珍しいと聞きます。
そんな形で 2011 年の 3 月に開所し、
10 年を迎えることができました。
これも暖かいご理解・ご支援あってのことと深く感謝しています。
そして café で過ごす café の皆さんが
ここを一緒に育てて下さったと感じており、
そう思える出会いがあったことに
嬉しさと深い感謝を感じています。
私たちにとっての 10 年は、
沢山の方に出会い、考え、悩み、苦しみもある
そんな日々の積み重ねでした。
1つの節目としての 10 年ではありますが、
これはこれからも続い ていくものと思っています。
今 café には 50 数名の方が登録されていらっしゃいます。
それぞれの困り感や生きづらさを抱えながら、
その方のペースで通われています。
café の皆さんの生きづらさは、
例えば明確だったりまた漠然としたうまくいかなさであったり、
人と同じようにできない感覚、
人といる事への不安や緊張・落ち着かなさ、
そこにいてはいけないような感覚、自信のもてなさ、
そういうものだったのかと思います。
それを抱えながら何とか適応しようともがき、頑張り、
そして疲れ果て、ちゃんとできない自分を責めたり。
そこには大きな痛みや傷つきも
たくさん抱えていらっしゃったと感じています。
つながる café で何ができるのか。
最初は行く場所・行ける場所になっていく事かもしれません。
行く場がないということは
環境が作るまた深い孤独や怖さであり、
まずは行く場があるということ。
でも行く・いるということはまたとても難しい。
cafe にきても、怖さ・不安・緊張・落ち着かなさは続きます。
cafe の場は、それを、そういう想いのままいるこを知り、
それを柔らかく受け止めあっているのではないかと感じます。
そしてプログラムを通してだったり、
場にいることや人との関わりを通して感じることが共有されたり、
理解されたり、
誰かの呼応があったり。
これまでと違う体験や、そういう時間が丁寧になされる中で、
痛みや不安・怖さに包まれ見えなかった自分の思いに気づいていく。
自分が知っていく。
そしてゆっくりと、どんな風に歩いていたいのか、
それをその方自身が見つけていく。
つながる café はそんな場でありたいと思っています。
昨年 10 月より就労事業の試みも始めました。
cafe にとって働く事と向き合うことは
大きなチャレンジでもありましたが、
数年程前から皆で就労支援機関を見学に行くようになりました。
色々な施設を見学する中で、
café に通う方にとって働く事のハードルは、スキルアップや訓練ではなく、
『ちゃんとやらねばいけない』
と自分自身に課す厳しさや怖さにあると感じました。
cafe の就労事業は、働く場を自分たちで作り上げていくという、
これもまた他にはない試みを行 っています。
その時間を通して、
働くという役割や責任を持つ環境の中で、
頑張りすぎる自分、役に立たねば、ちゃんとやらねばと自分に課す厳しさ、
そういった事に気づき、感じ、
それを皆で一緒に受け止め合っていく、
そんな場でありたいと思っています。
café でできることがある間はその役割を果たすことができるよう、
自分の歩き方を見つけ、cafe を経て外にでていく方には
いつでも帰れる場・見守っている場であり続けられるよう、
これからもいくつもの出会いを得て、考え、悩み、
そして沢山の想いを共有し、
日々を積み重ねていきたいと思っています。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
つながるcafé施設長
高橋葉子
第2部 つながる語らい場
ともに歩もう みんなで学ぼう
心の中の想いを語るだけで
なぜかホッとするもんだ
他の人の語りが自分のヒントになる
自分の語りが誰かのヒントになる
ひとりひとりが違ってみんなOK
第250回 テーマ
『つながりって何だろう』
人に疲れて、怖くなって、
つながりから離れたことがあったかな。
自分を守り癒すために、
一人の時間が必要だった。
そしてまた、つながりを求めて、
人が居る場所にアクセスする。
「こんにちは」の応答があって、
そこに居ていい、と少し感じられたなら、
「つながり」が生まれている。
つながりがないときの
さみしさと苦しさを知っているから、
つながりを感じるとき、
ありがたいな、と思う。
あなたにとっての大切なつながりは、
どんなこと?
日々をともに過ごす人。
遠くにいる大事な人。
大好きなこと。
趣味や仕事、動物、住む街、
自然、神様‥‥。
そして、内なる自分自身とつながることー。
つながりって何だろう?
生きていく支えなのかな。
助け合うことかな。
安心かな。信頼かな。
愛することかな。
いっしょに語ろうよ。
2021年12月5日(日)に、
つながるcafé10周年記念「感謝の集い」をおこないました。
オンラインは初めての試みであり、
音響などの準備に知恵をしぼっての開催でした。
つながるcaféに集まった12人と、
オンラインでの17人が、
画面とスピーカーを通して、
同じ時間を共有することができました。
はじめて参加してくださった方、
懐かしい再会の方、
お声を聞かせてくださった方、
じっと耳を傾けてくださった方、
お一人お一人と一緒に語らう時間を過ごせたことを、
本当にありがたく思っています。
10年の日々の陰に、
つながるcaféに関心を寄せ見守ってくださっている方々の
存在の力を感じています。
これからも、皆様との信頼のつながりを育てていけるよう、
一日一日の活動を大切にしていきたいと思います。
どうもありがとうございました。
つながるcafé10周年記念
「感謝の集い」ご案内
今年、地域活動支援センターつながるcaféは、設立10周年を迎えました。
皆様への感謝の思いを込めて、オンラインにて10周年記念「感謝の集い」を行うことといたしました。
「感謝の集い」では、つながるcaféのことをお伝えするとともに、
オンラインで「つながる語らい場」を行うこととしました。
「つながる語らい場」は、自分の心と向き合い悩みや苦しみを分かち合う場として、
月2回の開催を10年継続してまいりました。
オンラインは初めての試みですが、皆様と語らいの時間を共有できることを、
通所者とスタッフ一同、とても楽しみに思っています。
皆様のお申し込みを心よりお待ちしております。
2021年12月5日(日)
13:30~14:45 Zoomにて
内容
第1部 13:30~13:50
「いま改めて つながるcaféのこと」
☆つながるcaféのご説明
☆理事とスタッフのリレートーク
「私とcaféとのつながり」
第2部 14:00~14:40
つながる語らい場
テーマ『つながりって何だろう』
申し込み方法
●11月30日(火)までに以下を記載してメールにてお申し込みください。
当日のURL等ご連絡いたします。
①お名前
②お電話
③どこでお知りになったか(ご所属・会員・メンバー・区役所でちらい等)
④おわかりになる方はzoomでの表示名
参加方法
◇カメラ・マイクをオフにして、見るだけ、聴くだけのご参加や、ご希望の時間帯だけのご参加も大丈夫です。
◇12/2(木)13時から30分ほど、zoomに慣れていらっしゃらない方のzoom体験会を設けております。
申し込み時の返信メールに詳しくご案内いたします。
zoomの使い方について
はじめてお使いになる方のために、詳しくご案内するページをつくりました。
特定非営利活動法人
つながる会
地域活動支援センター
つながるcafé
〒232-0056
神奈川県横浜市南区通町4-94
メール:smile@tsunagarukai.com
電話:045-334-8546